ただの派手さじゃない──“物語のあるアクション”をNetflixから厳選
🌒 はじめに──爆発のあとに、何も残らなかった夜がある
アクションは嫌いじゃない。
むしろ、
疲れた夜には
無性に観たくなる。
でも、
派手な爆発や銃声のあとに、
ふと虚しさだけが残る夜がある。
「面白かったはずなのに、
何も覚えていない」
そんな経験をしたことがある人に、
今日はこの特集を手渡したい。
アクションは、
派手さだけじゃなく
“物語”を背負ったとき、
初めて心に残る。
僕は、
アクションが嫌いになったんじゃない。
「何も残らないアクション」に
疲れただけなんだと思う。
🎬 なぜ今、“物語のあるアクション”が必要なのか
● 派手さが、簡単に消費される時代
刺激は、
もう十分すぎるほどある。
だからこそ、
ただ派手なだけの映像は
すぐに忘れられてしまう。
● 感情が置いていかれる問題
誰が、
なぜ戦っているのか分からない。
その瞬間、
アクションは
ただの音と光になる。
● 物語があると、暴力は意味を持つ
守りたいもの。
失ったもの。
背負っている後悔。
それが見えたとき、
一発のパンチにも
感情が宿る。
🔥 心を動かす“物語主導アクション”10選
John Wick
これは復讐劇ではない。
喪失から立ち上がれなかった男の物語だ。
動機があまりにも個人的だから、
こちらも迷わない。
銃撃のひとつひとつに、
感情が乗っている。
The Old Guard
不死身という設定が、
むしろ重荷として描かれる。
永遠に生きることは、
ヒーローの特権じゃない。
これは“終われない人たち”の物語だ。
Daredevil
勝つ。
でも、
必ず傷つく。
正義を信じたい気持ちと、
暴力に頼ってしまう自分。
その葛藤が、
アクションを痛々しいほど美しくする。
Extraction
単純な救出任務の裏に、
贖罪の物語が隠れている。
体を張る理由が、
はっきりしている。
だからこそ、
無茶なアクションにも説得力がある。
The Gray Man
使い捨てにされる男が、
それでも自分の意志を持つ話。
派手さの奥に、
ずっと消耗してきた人生が見える。
そこに感情が宿る。
Kate
殺し屋が、
初めて誰かを守ろうとする。
感情を持たない生き方が、
どれほど孤独だったか。
その気づきが、
物語を切なくする。
The Raid
逃げ場のない場所で、
生き残るために戦う。
これは技術だけの映画じゃない。
“生存”という物語が、
暴力を必然にしている。
The Night Agent
国家より、
目の前の人を選ぶ物語。
大きな陰謀より、
個人の選択に焦点を当てる。
それが、この作品を強くしている。
Army of the Dead
派手な設定の奥に、
仲間たちの人生がある。
ただのお祭り映画だと思うと、
少し損をする。
意外と“人の話”をしている。
The Old Guard(続編含む)
時間と戦うヒーロー像の更新。
戦い続ける理由が、
年を重ねるごとに変わっていく。
そこに、
大人向けの深みがある。
🧭 黒川式:物語のあるアクションの見抜き方
- ① 主人公が「何を失っているか」が描かれている
- ② アクションが感情の延長線上にある
- ③ 観終わったあと、キャラの顔が浮かぶ
爆発は忘れる。
でも、
人の顔は忘れない。
それが“物語のあるアクション”だ。
🌙 まとめ──派手さは消える。でも、物語は残る
刺激は、
すぐに薄れる。
でも、
感情は残る。
アクションは、
物語を加速させる装置だ。
今夜は、
派手さじゃなく
心が動く一本を。
── 黒川 煌
📚 情報ソース / References
※本記事は上記情報を参考に、
Netflix研究家・黒川 煌が独自の視点で再構成しています。
配信状況は時期・地域により変動します。


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